DJI SPARK(スパーク)をOTGケーブルで有線接続! 遅延が激減するぞ!

スパークで撮影していて、実際の動きとスマホの画面の動きがずれて撮影がしづらいと思ったことはありませんか?

スパークはWi-Fiで接続するので結構な「遅延」が発生します。

上空に飛ばして大まかな撮影をする時は特に気にならないのですが、被写体を追ったり決めたポジションで機体を静止させる時などは映像が遅れるので撮影に影響してしまいます。

今回はスパークの送信機とスマホを有線接続し、その「遅延」を軽減させる方法になります。

 

アクセサリーの「OTGケーブル」で有線接続

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方法は簡単で、DJIではアクセサリーで「OTGケーブル」なる物が販売されています。

価格は650円と安いですよ。

 

OTGケーブルとは

OTGケーブルは「on-the-go」の略で、ケーブルを挿した機器をホストとして認識します。

通常のマイクロUSBの配線は5ピンあるうちの4番目のピンはフリーになっていて何も接続されていませんが、OTGケーブルは4番目のピンが5番目のピンにショート(短絡)してあります。

機器はこの4番目ピンの結線を認識すると「ホスト」として動作しますので、単純なUSB変換とは構造自体が変わってきます。

 

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まず送信機にこの「OTGケーブル」を挿し込みます。

上記で説明したようにこのOTGケーブルを使用することで、送信機をホスト(親機)とし、接続するスマホ(タブレット)を子機として認識させることができます。

本来はゴーグルなどで使用するためのケーブルなのですが、これを利用して送信機とスマホを有線化させます。

 

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あとはお持ちのライトニングケーブルやマイクロUSBケーブルで接続するだけです。

あまり長いと邪魔になりますので、短いケーブルを使用するとすっきりして見た目も良くなりますよ。

接続した時に「お使いのアクセサリーは使用できないことがあります」のような表示がでますが無視して問題ありません。

 

有線化のメリット

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・遅延がかなり軽減される
・接続が早い

送信機とスマホを有線化させるメリットはこの2つです。

 

遅延がかなり軽減される

実際の動きと映像のタイムラグ(遅延)はかなり軽減されます。

Wi-Fi接続の遅延が「10」だとしたら有線接続は「3」になる感じですね。

まったく遅延しなくなるわけではありませんが、実際に撮影していてもよほど高速で撮影しない限りは遅延はほとんど気にならないくらいまで軽減されます。

 

接続が早い

Wi-Fi接続だと設定でWi-Fiを開いて「SPARK-RC」を選択。
そこから送信機とスマホのペアリングも結構時間がかかりますよね。

急いで撮影をしたい時などイライラした方も多いのではないでしょうか。

有線接続ならケーブルを挿した瞬間に接続完了です。
これは地味に便利だと思いますよ。

注意点として、「DJIアプリ」を開いてから接続すると認識されませんのでアプリを開く前に接続するようにして下さいね。

 

 

まとめ

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OTGケーブルを購入する必要があるので650円の出費にはなりますが有線化はメリットしかないのでおすすめですよ。

特に上昇しながらカメラを下に向けたりする時は遅延があると非常に撮影がしづらい…というよりは撮影にならないので、より正確に撮影したい方には必須になるかと思います。

撮影がより楽しくなりますので試してみてはいかがでしょうか。

 

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