私は休みの日によく1人でドローンの練習に行くのですが、雨や強風などで飛ばせない時も当然あります。
そういう時は自宅でトイドローンを飛ばして練習するのですが、最近購入したものがなかなか良い感じなんですよね。
おすすめトイドローンと6畳の部屋で練習する方法をご紹介致します。
目次
室内練習用におすすめ!「U31W ドローン」
今回ご紹介するのはこちらのトイドローンになります。
名前は「U31W ドローン」でいいのかな?
ちょっとよくわからないので記事の最後にリンクを貼っておきますね。
【スペック】
・充電時間:約60分
・フライング時間:6-8分
・遠隔操作距離:約50-80メートル
・ビデオ伝送距離:約30メートル
機体はとてもシンプルなデザインでカメラが内蔵しています。
動画は720Pで撮れますが私はこのドローンで撮影したことはありません。
トイドローンはしょせんおもちゃですのでホバリングは完全には安定しません。
意図した撮影は出来ないし、撮影しても画質が悪いので面白くないんですよね。
ですのでこのドローンは操縦の練習用として購入しましたのでそのつもりで参考にして下さい。
充実した付属品
【セット内容】
・UdiR/C U31W ドローン
・2.4GHz送信機(単三電池4本は付属していません)
・350mAhバッテリー
・USB充電ケーブル
・予備ブレード
・カードリーダー
・4G TFカード
・ねじ回し
・取扱説明書
セット内容は充実していますよ。
4ギガのマイクロSDカードが付属しているのですぐに撮影がしたい方には嬉しいですね。
あと、日本語の取り扱い説明書が付いているのですがこれが非常に詳しく書かれています。
機体と送信機のペアリング方法やフライト方法など説明書を読めばすぐに理解できるかと思います。
そういう点でも初心者にはおすすめですね。
サイズの割にはハイパワー!プロペラガードは必須
このドローン、プロペラガードを装着すると結構サイズが大きいです。
もう少しコンパクトなガードが良かったのですが、飛ばしてみてその利用がわかりましたよ。
サイズの割に結構パワーがあります。
一度操縦に失敗して足にプロペラが当たったのですが切れて少し血が出ましたよ。
ちなみにガードは簡単に外すことができます。
外すとこんなにコンパクトになりますし、飛行もガードなしの方が全然安定しますね。
広い場所ならガードを外しても良いですが、室内の場合は安全の為に必ずガードを付けて練習して下さいね。
しっかりした専用バッテリー
バッテリーはこのドローン専用のバッテリーケースに入っていてお尻にカッチとはめ込みます。
作りもしっかりしているのでこれは今まで使ってきたトイドローンの中でも一番良いですね。
当たり前に思うかも知れませんがこの手のトイドローンはむき出しのバッテリーを無理やり挿し込み、自分でケーブルを繋ぐレベルですからね。
やはり専用で作られているのでバッテリーを装着するとキレイに収まりますね。
底面の爪を押しながら引っ張ると簡単に外すことができますよ。
充電は専用充電器で
バッテリーの充電は、付属の専用充電器で充電します。
この辺りの作りもしっかりしていて良いですね。
バッテリー容量は3.7V 350mAhのリチウムバッテリーを使用。
充電はUSBを使用しますので、適正な電流を送るタイプか、1Ahのアダプターを使うと良いかと思います。
バッテリー充電時間は60分で約7分前後のフライトが可能になります。
バッテリー1個では足りないという方にはバッテリーのみの販売もしていますので合わせて購入すると良いかと思います。
DJI PHANTOMのような送信機
このドローンは送信機がDJIのPHANTOMとよく似ていますね。
質感はもちろん全然違いますがこれは意識して作られたんだと思います。
操縦モードは「モード2」のみとなりますのでご注意下さい。
ちなみにこちらがPHANTOMの送信機です。
実際にドローンを飛ばしているととっさの判断が必要な時が多いです。
その時にボタンがいっぱいあると迷ってしまうんですよね。
その点この送信機は本家同様、無駄なボタンがなくシンプルでわかりやすいかと思います。
基本動作
ペアリング
送信機と機体の電源を入れ、送信機の左レバーを下に入れて手を離します。
※レバーは自動で真ん中に戻る
ピープ音が慣ってランプが点滅から点灯に変わればペアリング完了です。
離陸/着陸
離陸/着陸は右下のボタン1つなので非常に簡単です。
停止時に離陸ボタンですぐさま飛び上がり、大体1.5mくらいの高さでホバリングします。
着陸を押すと結構なスピードで高度を下げて着陸します。
どちらも反応がとても良く、押すとすぐに動作するので離陸/着陸の安全を確保してからボタンを押すようにした方が良いかと思います。
トリム調整
トリム調整はホバリングを安定させるための機能です。
ホバリング中に前に動いてしまう時は後ろに、右に流れてしまう時は左に調整します。
「TRIM」と書いている左手側の裏のボタンを押しながら調整したい方向に右レバーを倒します。
すぐに手を離すとトリムが動作しないので、「ピッ」と音が鳴るまでレバーを1秒位倒したままにして下さい。
その他の機能
ヘッドレスモード
ドローンの機首の向きに関係なく、自分から見て前後左右に動きます。
ドローンに限らずラジコンは機首が自分を向くと操作が逆になるので慣れるまで混乱してしまいます。
ヘッドレスモードがあると操縦に慣れていない方も安心して操作することができますよ。
ただこのモードにすると練習にならないのでいざという時以外は使わない方が良いと思います。
緊急停止
離陸/着陸ボタンを長押しするとプロペラの回転が止まります。
風に流されたり操作不能になった時に使用するのですが、もちろんプロペラが止まるのでそのまま落下します。
高度によっては致命的なダメージを受ける可能性がありますが、人に当たるよりはマシなので、危ないと思ったら躊躇せず緊急停止して下さい。
「ATTIモード」の練習に丁度いい
このトイドローンは高度維持・6軸ジャイロが搭載されていますが、GPSは搭載されていません。
MAVICやPHANTOMなどの「ATTIモード」の状態に近いんですよね。
ATTIモードとは
「ATTI」とはAttitude(姿勢)の頭4文字で「エーティーティーアイ」もしくは「アティ」と呼びます。
通常ドローンはGPSや障害物検知などを使用した「P(ポジショニング)モード」とGPSや障害物検知システム・ピジョンポジショニングシステム等、利用できない「A(ATTI)モード」があります。
「Pモード」では操作しなくてもその場で安定してホバリングしますが、「Aモード」では気圧計のみを使用して姿勢を制御するのであまり安定しません。
さらにGPSやピジョンポジショニングシステムが機能していないので慣性が働きます。
例えば機体を右に動かして手を離すと「Pモード」ならその場で止まりますが、「Aモード」ではドローンは停止せずそのまま流れていきます。
止めるには「当て舵」を入れる必要があり、その場のホバリングだけでも常にレバーを操作する集中力が必要になります。
このトイドローンはそういった操作の練習にちょうど良いんですよね。
6畳間での練習
狭い部屋では前後左右くらいしか操作ができず練習にならないので、写真のようにカメラを自分に向けた状態でホバリングの練習をします。
部屋が狭いとプロペラの風圧で機体がかなり動きますので、常に当て舵をし続けることになりますし、高度も不規則に上下しますので常に両方のレバーを操作することになります。
尚且つその状態で操作が逆なので、移動距離を20cm以内に抑えてのホバリングは練習になると思いますよ。
まとめ
トイドローンはたくさんの種類が販売されていますが、このドローンは価格とのバランスがとても良いですね。
飛行もそこそこ安定しているのでメインで遊ぶのも良いですし、私のように室内練習用としても最適です。
高価なドローンは性能が良すぎて操縦の練習にはなりませんので、ドローンを練習するならトイドローンがおすすめですよ。