今回は、2セル以上のバッテリーに必要な電圧チェッカーのレビューです。
この商品、少しだけ高いですが、非常に使い勝手がよく性能も文句なしです。
複数のセルを積んだリポバッテリーをお使いの方には必需品になりますので、是非参考にして下さい。
ISDT BattGo BG-8Sスマートバッテリーチェッカー
ご紹介するのはこちら。
ISDTのBattGoという商品で、いわゆる「電圧チェッカー」になります。
こちらの商品、何が良いのかというと、各セルの電圧を測ることはもちろんですが、セルの電圧を整える機能もついているんですよ。
バランス充電をしていても、セルは必ずバラツキが出ますので、バッテリーを長持ちさせるには、小まめなチェックとメンテナンスが必須になります。
それでは付属品をみてみます。
付属品は取説とストラップ、そして専用の保護フィルムが入っています。
これは地味に嬉しいおまけですね。
モニターを傷つける前に早速貼っておきましょう。
使い方はバランスコネクターを本体に挿すだけ
使い方は超簡単で、バランスコネクターを「BattGo」に挿すだけです。
BattGoの側面にはXT60のコネクタがあり、その隣にバランスケーブルを挿すコネクタがありますので、この部分の一番左に合わせてバランスコネクターを挿して下さい。
2セルだろうが6セルだろうが、すべて左端に合わせて挿す形になりますよ。
バランスコネクタを挿すと、各セルの電圧が表示されます。
このバッテリーは専用充電器で、保管に最適の電圧にする「ストレージ充電」をしたばかりなのですが、若干各セルの電圧に差がありますね。
とっていも、0.01Vくらいなのでこれくらいの誤差ならまったく問題ないですけどね。
他のバッテリーも計測したのですが、ほとんど誤差がなかったので、とりあえず一番誤差があるバッテリーで「セルバランス調整機能」を使ってみましょう。
真ん中のスイッチがファンクションメニューになります。
上から5番目の「Cells Balance Start」に合わせ、ファンクションスイッチを押すとセルの電圧調整が始まります。
もちろん、途中でやめたい場合は「Stop」で中止することができます。
1セル:3.787V
2セル:3.783V
3セル:3.792V
4セル:3.797V
セル調整をスタートしてすぐの状態ではこのようになっています。
1セル、3セル、4セルに赤くマークが付いているので、どうやら一番電圧が低いセルに合わせるみたいですね。
1セル:3.782V
2セル:3.781V
3セル:3.784V
4セル:3.788V
セル調節を開始してから30分が経過しました。
1セルめの赤いマークが消えて、2セルめと0.001Vしか差がなくなりました。
他のセルも、まだ赤いマークがついていますが、どんどん電圧が下がっているのがわかります。
1セル:3.783V
2セル:3.782V
3セル:3.783V
4セル:3.783V
左の枠が緑から青に変わってセル調整は完了です。
約1時間かかりましたが、全セルほぼ誤差がなくなりました。
いいですね、これ。
たまにバッテリーをチェックして、セルに誤差がある時はこの機能を使って調整してあげると、不意の電圧低下を防ぎ安心して飛行することができます。
まとめ
通常の電圧チェックのみのチェッカーですと1,000円くらいで買えます。
しかしこちらは3,000円くらいしますのでちょっと高いですが、セル調整機能は便利ですので、これはおすすめですよ。
一回買えばすっと使えますし、私はまだやっていませんがスマホのセルも調整できるみたいですね。
セル電圧の差が大きくなると、元に戻すことはできずバッテリー本来の性能を発揮することができなくなるので、小まめなチェックは必須になります。
さらにセルの電圧に差があるまま使用していると、充電に偏りが起こり突然電圧低下に陥る場合があります。
もちろん飛行しているドローンは墜落してしまいます。
バッテリーの管理不足は大事故に繋がりますので、どうせ買うなら良いものを買って万全の体制でドローンを楽しんでいただけたらと思います。
→ISDT BattGo BG-8S Smart Battery Checker