【FPVの映像は受信機でこれだけ違う】!Eachine EV200Dの受信機を「TRUE-D」に交換した結果!

今回はFPVゴーグルの受信機の性能についてです。
受信機を性能の良いものに交換するとどれだけ電波がよくなるのか検証したのですが、これが想像以上に差がでました。

今、ゴーグルとセットの受信機を使っていて電波の伝達に不満を感じている方は、可能であれば高性能の受信機に交換することをおすすめします。

受信機を交換ができないゴーグルをお持ちの方は、思い切ってFatsharkのゴーグルを検討してみるのもアリだと思いますよ。

 

コスパ抜群のゴーグル「Eachine EV200D」

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私が現在使っているFPVゴーグルは「Eachine EV200D」です。

このゴーグルはFatsharkのハイスペックゴーグルと互角の性能でありながら、価格が3万円ちょっととコスパが非常に高いです。

私はBanggoodで購入したのですが、受信機なしのタイプと受信機2個付きのタイプが販売されており、私は受信機がセットのタイプを購入しました。
※現在は受信機セットのみの販売となります。

 

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家でタイニーフープを飛ばす分には、映像が途切れることもなくとてもクリアに受信しています。

しかし、最近は河川敷など広い場所で5インチ機を飛ばす機会が増えました。
そうなると映像の伝達に不満を感じようになったんですよ。

というより、他に持っているゴーグルはもっと安いものなので、同レベルの比較ができず、「25mWの出力ならこんなもんなのかな?」と思い込んでいたんですよね。

しかし、先日墜落したドローンを探す「QUAD FINDER」機能を使いたくてFatshark用の受信機「TRUE-D」を購入したのですが、それを試すと映像の伝達距離が全然違うんですよ。

 

「Eachine EV200D」ならFATSHARK用の受信機と互換性がある

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「Eachine EV200D」は嬉しいことに、Fatsharkの受信機と互換性があります。
付属の「モニター付き受信機用のカバー」を取り付けることにより「TRUE-D」をピッタリと収めることができます。

 

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モニターが付いているから使い勝手が良いのはわかりますが、映像伝達にそれほど違いはないんだろうと思っていました。

それでも一応気になったのでどれくらい差があるかテストしてみた結果がこちらになります。

 

「Eachine EV200D」のセット受信機と「TRUE-D」の性能の違い

受信機の性能チェックの条件は、同じアンテナを使用して、同じ機体を使っています。
ただ、飛ばす場所は同じ開けた河川敷なのですが、散歩の人が増えてきたので若干移動していますことをご了承下さい。

そして、あんまり遠くに飛びすぎても危ないので、VTXの出力は25mWを使用しました。

 

スクリーンショット 2019 06 09 10 42 56Eachine EV200Dの受信機の映像

まずこちらがEV200Dの受信機を使用した場合です。
GPS情報によると、私(ホームポジション)から270mの距離になります。

映像を拡大しているので荒く見えますが、実際にはもう少し見やすいです。
それでもだいぶノイズが入っているのがわかりますね。

 

スクリーンショット 2019 06 09 10 42 45「TRUE-D」の受信機の映像

こちらは「TRUE-D」の映像になります。
距離は上の画像と大体同じ273mになりますが、いかがでしょう、全然鮮明度が違いますよね。

VTXの出力が25mWと微弱でも、これだけクリアに受信することができます。

 

スクリーンショット 2019 06 09 10 44 30Eachine EV200Dの受信機の映像

さらに進み、ホームポジションから337m。
かなりノイズが入り、ほとんど障害物が識別できない状態になっています。

大体いつもこのあたりで映像が途切れるので帰還させています。

 

スクリーンショット 2019 06 09 10 44 20「TRUE-D」の受信機の映像

こちらは、上の画像とほぼ同じ距離の343mの「TRUE-D」の映像です。
これだけ離れてもほとんどノイズは入っていません。

正直ここまで差が出るとは思わなかったですよ。
距離が近いと性能の差は感じませんが、これだけ離れると顕著に現れますね。

これだけノイズが少ないと、狭い空間などの操縦もしやすいのではないでしょうか。

 

スクリーンショット 2019 06 09 10 45 16

さらにそのまま突き進み、550mくらいでノイズが多く出始めました。
使用しているVTXの取説にも「25mWで最大500m」と書かれていたので、これが限界なのだと思います。

長距離以外でも、木の裏を飛行している時に受信機の性能の差がでます。
木の間の狭い場所を抜ける時にノイズが出ると非常に操作がしずらいですが、この受信機ならその心配もなく飛行させることができそうです。

受信機ならどれもそれほど差がないだろうと思っていた私の認識は間違いで、とても大きな差がありました。

 

やはり買うならFatsharkのゴーグルがおすすめ!

今回の検証を考えると、やはりFatsharkの受信機は優秀ですね。

私のようにセットの受信機から交換できるタイプのゴーグルをお持ちの方は試してみる価値はあるかと思います。

そして、これからFPVゴーグルを買われる方は、迷わず最初からFatsharkを買うことをおすすめします。

価格を抑えるために、私のように「Eachine EV200D」を買って別に受信機を取り付けるという方法もありますし、Fatshark以外にも有名なゴーグルメーカーがあります。
しかし、最終的に行き着くところはFatsharkなんですよ。

世界のトップレーサーのほとんどがFatsharkを使っているというのも大きいです。
操縦が上手くなればなるほど、憧れのレーサーと同じゴーグルを使いたい、同じアンテナを使いたいなどの気持ちが強くなり、他のゴーグルで十分な性能があっても、何だかんだ理由を付けて結局Fatsharkが欲しくなります。

 

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なぜこれだけ言い切るかというと、私も「Eachine EV200D」を持っているにも関わらず、先日ついにFatshark Dominator HDOを買ってしまいました。

高価なものなのでしばらく悩んだのですが、今後FPVを続けていくなら、やはり最高のものを使っていたいという気持ちが強くなり購入を決意しました。

受信機は以前に買った「TRUE-D」がそのまま使えますので、今後はこちらをメインにしてFPVをやっていく予定です。
ただ、届くまでしばらくかかりそうなので、当面は「Eachine EV200D」+「TRUE-D」の組み合わせで楽しみたいと思います。

ゴーグルは受信機を合わせれば、おそらくFPVの中で一番高価なものになります。
節約したい気持ちもわかりますが、一度買ってしまえば今後買い直すこともないので、どうせなら最初から良いものを購入しておいたほうが無駄な買い直しがないと思いますよ。

受信機を交換できる方は受信機のみでもよいですが、交換できない方は思い切ってFatsharkを検討してみてはいかがでしょうか。

Bnggoodでの購入はこちら
Fatshark Dominator HDO

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